コーヒーのローストの違いって?種類ごとの特徴や自宅で楽しむ方法を紹介
コーヒーの味を大きく左右するのが「ロースト」です。
カフェでコーヒーを注文するときやコーヒー豆を買うときも、ローストの知識があれば自分の好みの味わいを選びやすくなります。
さらに本格的に楽しみたい場合は自宅でローストにチャレンジするのもおすすめ。
この記事ではコーヒーのローストについて、くわしく解説します。
目次
コーヒーのローストとは?
コーヒーのローストとは、「コーヒー豆の焙煎」を指す言葉です。
コーヒー豆と言えば、茶色く香ばしい豆をイメージする方も多いはず。
しかし、もともとコーヒー豆は、薄い緑色をしています。
それを炒って加熱することで、私たちがイメージする茶色のコーヒー豆に仕上がるというわけです。
では、なぜコーヒーはローストする必要があるのでしょうか?
ロースト前のコーヒー豆を細かくしてコーヒーを入れようとしても、味や香りが全く異なる飲み物になってしまいます。
残念ながら、決して「美味しい」とは言えないものです。
つまりコーヒー豆の焙煎は、コーヒーならではの味や香りを引き出すために、欠かせない作業なのです。
- 香ばしさ
- 独特の苦み
- 爽やかな酸味
これらの味のポイントは、「コーヒー豆がどの程度の温度で、どのくらいの時間加熱されたのか?」によって決まります。
より具体的に説明すると、155℃前後で現れるのが、メイラード反応と呼ばれるものです。
コーヒー豆に含まれる糖とアミノ酸が反応し、茶色い色味や香ばしい香り、独特のうま味を生み出してくれます。
温度が180℃前後まで上昇すると、糖のみが反応するカラメル化という現象が発生します。
茶色い色味や香ばしい甘い香りを引き立てるほか、コーヒーに苦みをプラスしてくれます。
同じコーヒー豆を使っていても、ロースト具合によって全く異なる雰囲気になるのは、このためです。
好みのコーヒーに出会うためには、豆の違いだけではなく、ぜひローストにもこだわってみてください。
コーヒーのローストの種類
では、コーヒーのローストには、どのような種類があるのでしょうか?
ローストの種類は、全部で8つあります。
それぞれの特徴や違いについて、チェックしてみましょう。
コーヒーのロースト①ライトロースト
コーヒーのローストは、大きく以下の3つに分けられます。
- 浅煎り
- 中煎り
- 深煎り
浅炒りの中でも、もっとも焙煎時間が短いものを、ライトローストと言います。
豆の状態は、うっすらと色づいた段階で、コーヒーらしさはありません。
ライトローストの豆でコーヒーを入れてみると、コーヒーらしい香りやコクは、ほとんど感じられないはずです。
一方で、各種成分が分解されて発生した酸味は強く感じられます。
コーヒーらしさよりも、フルーティーな味わいを楽しみたい方にはおすすめですが、一般的にはほとんど出回っていません。
コーヒーのロースト②シナモンロースト
ライトローストよりも、もう少しだけ焙煎が進んだものをシナモンローストと言います。
こちらも浅炒りの一種で、その名前のとおり、シナモン色の見た目をしています。
ライトローストよりもややコーヒーらしい雰囲気に近付きますが、まだまだ豆の青臭さや酸味が気になる状態です。
コーヒーの香りや味わいよりも、酸味の方が際立っています。
こちらのローストも、あまり一般的ではありません。
しかし、酸味の強いコーヒーが好きな方が、あえてシナモンローストを選ぶケースもあります。
焙煎が進んでいないため、ほとんど苦みが感じられない点も、シナモンローストの特徴と言えるでしょう。
コーヒーのロースト③ミディアムロースト
ここからは中煎りに分類されるローストです。
苦みと酸味のバランスが良く、またコーヒーらしい香りやコクもプラスされてきます。
コーヒー好きの中でも、支持率の高いローストだと言えるでしょう。
ミディアムローストの見た目は、薄い茶色です。
豆を挽いてコーヒーを入れてみれば、コーヒーらしい香ばしい香りを楽しめます。
一方で、ほのかな苦みとスッキリとした飲み口も特徴です。
カフェやレストランで提供されるアメリカンコーヒーは、ほとんどこのミディアムローストのコーヒー豆が使われています。
コーヒーのロースト④ハイロースト
ミディアムローストよりもさらに焙煎が進み、美しい茶色の状態になったものをハイローストと言います。
コーヒーの苦みや酸味、コクや甘さをバランスよく感じられる焙煎度で、初心者にも人気です。
口当たりはまろやかで、やや苦みを感じるものの、飲みづらさを感じるほどではありません。
バランスの取れた味わいで、スッキリ感も楽しめます。
お店で提供されるレギュラーコーヒーの中には、このハイローストの豆が使われるケースが多く見られます。
やや浅めではありますが、万人受けするコーヒーに仕上がります。
コーヒーのロースト⑤シティロースト
ハイローストよりもやや黒っぽい見た目をしているのが、シティローストです。
シティローストからは、深煎りに分類されます。
特に日本やアメリカなどで人気があり、一般的に親しまれている焙煎です。
お店で提供されるレギュラーコーヒーのほか、エスプレッソにも使われています。
苦みと酸味、そしてコーヒーならではの奥深さを、バランスよく楽しめるローストです。
コーヒーのロースト⑥フルシティロースト
シティローストよりも、さらに豆の色は黒くなります。
焙煎が進んだことで、コーヒーの香ばしい香りを存分に楽しめるはずです。
酸味が少なくなる半面、苦みとコクが増していきます。
コーヒーならではの芳醇な香りを楽しめるため、コーヒー通にファンも多い焙煎です。
コーヒーのロースト⑦フレンチロースト
コーヒー豆の色は、ほぼ黒に近い焦げ茶になります。
フレンチローストの特徴は、豆の表面が油分でおおわれている点です。
ツヤツヤとした、美しい見た目を楽しめるでしょう。
フルシティローストよりもさらに苦みとコクが増すため、アレンジコーヒーのベースとして使われることが多いです。
たとえば、生クリームと合わせるウィンナコーヒーや、たっぷりのミルクと合わせるカフェオレは、フレンチローストがよく合います。
コーヒーのロースト⑧イタリアンロースト
コーヒーローストの種類の中で、もっとも焙煎が進んだものをイタリアンローストと言います。
まるで焦げているかのような黒い豆からは、香ばしくスモーキーな香りが漂ってくるでしょう。
苦みとコクが非常に強いため、ブラックのままで飲むのは難しいかもしれません。
もともとはカプチーノやエスプレッソなど、イタリア風アレンジのベースとして使われていたことが、名前の由来です。
ただし近年のエスプレッソは、もう少し浅炒りの豆が使われるケースも多いようです。
コーヒーのローストを自宅で楽しむ方法
日本では焙煎済みのコーヒー豆を店で購入するスタイルが一般的ですが、必要な道具さえそろっていれば、自宅でローストすることも可能です。
コーヒーのローストに欠かせないのは、コーヒーロースターと生のコーヒー豆。
コーヒーロースターは、安いものであれば1,000円程度からでも購入可能です。
また、生のコーヒー豆も、比較的安価に購入できます。
“自分好みのローストを追求してみたい!”という人は試してみてはいかがでしょう?
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ローストで言えばミディアムローストからハイローストに近い風味を楽しめます。
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コーヒーのローストまとめ
今回は、コーヒーのローストについて基本的な情報をまとめました。
好みのローストを知り、店で購入するのも良いですが、自分自身の手で挑戦してみるのもおすすめです。
一般的に、コーヒーとして親しみやすいのはハイローストやシティローストですが、場合によっては別のローストを選んでみるのも良いでしょう。
「今日はスッキリ楽しみたいからミディアムローストで」
「気分を変えてフレンチローストでウィンナコーヒーにしよう」
そんな風に、気分に合わせて楽しんでみてくださいね。
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