自宅でコーヒーを入れるたび、発生するのがコーヒーかすです。
一日に何度かコーヒーを飲む人であれば、発生するコーヒーかすの量も多く、何かに使えないのかな…と思うこともあるのでは？

そこで今回は、コーヒーかすの再利用方法について解説します。
美味しいコーヒーを楽しんだあとは、ぜひ今回紹介する情報を参考にしてみてください。

コーヒーかすの再利用方法は色々

コーヒーをドリップすると、大量のコーヒーかすが発生します。
お茶であれば２回、３回と入れることも可能ですが、残念ながらコーヒーかすからは再度コーヒーを抽出することはできません。

通常のコーヒーよりもはるかに薄く、味や香りのしない飲み物になってしまいます。

そのため、コーヒーかすは全く別の用途で活用するのがおすすめです。
日々大量に発生するコーヒーかすだから、気兼ねなく使えるのもメリットです。

コーヒーかすの再利用方法としては、以下のようなものが挙げられます。

• 消臭グッズとして
• 除草剤や肥料として
• スキンケアやヘアケアとして

次項目から、それぞれを詳しく解説していきます。

再利用方法①消臭として活用

コーヒーかすには、優れた消臭効果が期待できることがわかっています。
日本でよく使われている消臭アイテムと言えば、炭を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

炭には、目には見えないほど小さな穴が無数に空いていて、そこに臭いのもとを吸着して消臭すると言われています。
コーヒーかすにも炭とよく似た特徴があり、日常生活の中の嫌な臭いを取り除くのに役立ってくれるんです。

そしてコーヒーの場合、炭のようにわざわざ購入する必要はありません。
また、置いた場所が汚れで真っ黒になってしまう恐れもありません。

炭よりも、はるかに手軽に扱える消臭剤と言えます。

靴や灰皿・冷蔵庫・トイレなどにおすすめ

コーヒーかすの消臭剤を設置するのにおすすめなのは、以下のような場所です。

• 靴箱や靴の中
• 喫煙スペースや灰皿の中
• 冷蔵庫の中
• 魚焼きグリルや電子レンジの中
• トイレ

特に高い効果を期待できるのは、トイレのアンモニア臭です。
コーヒーかすの場合、炭の約2～5倍ほどのアンモニア消臭効果を期待できると言われています。

またもともと食品で衛生的に使用できるため、冷蔵庫内の消臭にもおすすめです。
消臭剤として使う場合はこまめにとりあえるようにしましょう。

コーヒーかすを消臭に使う方法

コーヒーかすを消臭剤として使うための手順は、以下のとおりです。

1. コーヒーかすを乾燥させる
2. 乾いたコーヒーかすを麻や布の袋に入れる
3. 臭いが気になる場所に設置する

冷蔵庫やトイレなどに設置する場合、袋に入れるのが面倒ならガラス瓶を活用しましょう。
コーヒーかすを入れたら、上部に布をかぶせてゴムで止めます。
たとえ瓶を倒してしまっても、中身がこぼれ出ないので安心です。

ちなみに、コーヒーかすを乾燥させる際に、電子レンジを使う方法もあります。
コーヒーかすを広げてレンジで温めれば、水分を飛ばすことができ、庫内の消臭も同時にできるというメリットもあります。

 再利用方法②除草剤・肥料として活用

コーヒーかすは、庭のお手入れにも活用できます。
使い方によって、除草剤としても肥料としても使える、便利な素材です。

コーヒーかすを土と混ぜることで、発酵が進んでいき、その過程で土の中から植物の成長に必要な栄養分を奪い取ります。
それによって雑草の生育を阻害する効果が期待できるというわけです。

一方で、発酵が進めば、有機物であるコーヒーかすは肥料として生まれ変わります。
今度は、植物の成長をサポートしてくれる存在になるのです。
使用方法によって、全く異なる作用をもたらすので使用前によく確認するようにしましょう。

コーヒーかすを除草剤として使う方法

コーヒーかすを除草剤として使う方法は、至ってシンプルです。
草の成長を邪魔したい場所に、直接コーヒーかすをまいていきましょう。

コーヒーかすは、しっかりと乾燥させてから使うことがコツ。

残念ながら、市販の薬剤のように「生い茂っている雑草を根絶やしにする」といった効果はありません。
あくまでも「植物の成長を阻害する」ことが主な作用ですから、しっかりと草取りをしたあとに使用するのがおすすめです。

除草剤としての効果はマイルドですが、人間や動物の体に優しく、また草によってくる害虫を予防できるというメリットもあります。

コーヒーかすを肥料にするには？

反対に、コーヒーかすを肥料として使うためには、事前にしっかりと発酵させる必要があります。
発酵作業を行わないまま土に混ぜ込むと、植物にとっては逆効果になってしまいますから注意してください。

発酵と聞くとなんとなく難しそうに感じますが、落ち葉と容器、そして時間さえあれば基本的には放置しておくだけです。

コーヒーかすは肥料に使える？再利用の方法を紹介

再利用方法③美容として活用

コーヒーかすにはカフェインやポリフェノールが含まれているため、意外かもしれませんが美容アイテムとしても活用できます。
また、コーヒーかすの小さな粒は、肌の古い角質や細かな汚れの除去をサポートしてくれます。

コーヒーかすを入浴剤として使う方法

コーヒーかすを入浴剤にすると、自宅でも手軽にコーヒー風呂が楽しめます。
乾燥させたコーヒーかすをストッキングに入れ、口をしっかりと閉じて、お風呂のお湯に浮かべましょう。

新陳代謝を良くして発汗を促すと共に、疲労回復効果や美肌効果、リラックス効果を期待できます。

無料で楽しめるコーヒー風呂ですが、いくつか注意点もあります。
コーヒーの色素が付着する可能性があるので、シャワーで洗い流してから、タオルで拭くようにしましょう。

また浴槽への色素沈着を防ぐため、できるだけ早くお湯を落とし、丁寧に掃除するのがおすすめです。

コーヒーかすをスキンケア・ヘアケアに使う方法

コーヒーかすをスキンケアに使う場合は、コーヒースクラブにするのがおすすめです。
ココナッツオイルやはちみつと混ぜ合わせて、肌を優しく撫でるようにお手入れしていきましょう。

お風呂上がりの、肌が柔らかくなったタイミングで肌に塗って5分ほど置いたら、タオルで拭きとっていきます。

ヘアケアに使う場合は、コーヒーかすをお湯に浸け、コーヒー風呂のようなお湯を作りましょう。
コンディショナー後の髪を、そのお湯で流せば、ヘアケアもできます。

その他のコーヒーかす再利用方法

ここまで紹介してきたもの以外にも、コーヒーかすにはさまざまな利用方法があります。
ちょっと意外なものを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

コーヒーかすを野良猫除けに使う

人間にとってコーヒーの香りは心地よいものですが、猫にとっては不快な香りです。
この性質を利用すれば、コーヒーかすを猫に害を与えない猫避けとして活用できます。

自宅の庭が野良猫の通り道になってしまいトイレにされているようなら、コーヒーかすを設置しましょう。
猫の方が、避けてくれます。

コーヒーかすを洗剤に使う

コーヒーかすは、油でベトベトになった食器や調理器具の洗剤としても使えます。
汚れが気になる部分にコーヒーかすをまいたら、少し待ちましょう。

少し経つと、コーヒーかすが油汚れを吸着してくれます。
その後のお手入れがかなりラクになるはずです。

また、水筒やペットボトルなど、底部分にまでスポンジが届きにくいアイテムにもおすすめです。
コーヒーかすと少量の水を入れて振れば、全体をすっきりきれいにできます。

コーヒーかすを染料に使う

コーヒーかすを使った染め物は、コーヒー染めと呼ばれています。
温かみのあるアースカラーに仕上がるでしょう。

コーヒーかすを煮出して、染めたい布を入れればOKです。
好みのカラーリングを探してみてください。

コーヒーかすを虫除けに使う

実はコーヒーかすは蚊などの虫除けにも使うことができます。
方法は簡単で、乾燥させたコーヒーかすに火をつけて煙を立てるだけ。

ポイントはしっかり乾燥させることです。
火事などには十分気を付けて、試してみてくださいね。

コーヒーかすを再利用する時のポイント

コーヒーかすを再利用する場合のポイントは、事前にしっかりと乾燥させておくということです。
乾燥させないまま使おうとすると、コーヒーかすがすぐにカビてしまいます。

かえって不衛生な状態になってしまうので、天日干しや電子レンジで、湿気を飛ばしておいてください。

また、目的に合わせて、適切な知識を身に付けておくことも大切です。
特に除草剤や肥料として使う場合には、コーヒーかすがどのような作用をもたらすのか、よく確認しておきましょう。

スキンケアやヘアケアに使う場合には、最初は目立たない場所に少量使い、異常が出ないかどうか確認してみてください。

大好きなコーヒーでボディメイクするならチャコールコーヒーがおすすめ

毎日を幸せな気分にしてくれるコーヒーでダイエットをサポートできたり、ボディメイクできるなら嬉しいもの。
体の余分なものを吸着して排出してくれるチャコール（炭）を配合したチャコールコーヒーを選べば、毎日のコーヒー時間が綺麗を作る時間に変わります。

チャコールコーヒーならお湯を入れて混ぜるだけで美味しいコーヒーが楽しめるので、コーヒーかすの処分に困るということもありません。

体重や体型が気になるという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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まとめ

そのまま捨ててしまいがちなコーヒーかすですが、再利用方法は決して少なくありません。
自分に合った再利用方法を見つけられれば、ゴミ削減にもつながるでしょう。

美味しいコーヒーを飲んだあとは、ぜひそのコーヒーかすの使い道についても、じっくりと検討してみてはいかがでしょうか。

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