コーヒー豆の保存方法ごとのメリット・デメリット、美味しく味わうためのコツ
美味しいコーヒーを楽しむためには、コーヒー豆の保存状態も重要なポイント。
正しい方法で保存されていないコーヒー豆は酸化し、本来の味わいや風味、香りを楽しめなくなってしまいます。
この記事では、コーヒー豆の正しい保存場所や保存方法についてわかりやすく解説します。
気になるコーヒー豆の賞味期限についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
コーヒー豆の保存場所ごとのメリット・デメリット
コーヒー豆の保存場所として一般的なのは以下のどれかではないでしょうか。
- 常温のパントリーや棚の中
- 冷蔵庫の中
- 冷凍庫の中
深く考えずにいつもの場所で保管している…という方も多いと思います。
しかし実は、それぞれの保存場所によって、異なるメリット・デメリットがあるんです。
早速チェックしてみましょう。
コーヒー豆を常温で保存
【メリット】
- 保存する場所を選ばない
- 大量に保存も可能
- 温度変化がない
- 手間がかからない
【デメリット】
- 美味しく味わえる期間が短い
- 湿度が高くなりやすい
乾燥したコーヒー豆に、「腐敗」「劣化」というイメージを持ちにくいことから、ごく当たり前に常温保存を選択している方も多いのではないでしょうか。
常温保存のメリットは、保存する場所に悩まないこと。
セールで大量に購入した場合でも、都合の良い場所でストックしておけます。
一方で、常温保存のデメリットは、長期の保管に向かない点です。
少量のパックを購入し、短期間で飲み切るのであれば、常温保存でも問題はありません。
具体的には、夏場は4~5日、冬場は10~15日程度を目安にしてみてください。
この期間を過ぎたからといって、すぐにコーヒーが飲めなくなるわけではありませんが、やはり風味は落ちてしまいます。
常温で保管する場合に、問題になりやすいのが温度と湿度です。
室温が15度以下で、湿気が溜まりにくい場所で保管することをおすすめします。
コーヒー豆を冷蔵で保存
【メリット】
- 常温よりも長持ちさせられる
- 湿度管理が不要
【デメリット】
- 冷蔵庫のスペースが必要
- 他の食品の匂いがうつる可能性がある
室温が高くなってしまう時期や、短期間で飲み切れない量のコーヒー豆を購入した場合には、冷蔵保存がおすすめです。
冷蔵保存を選択するメリットは、常温保存よりも長持ちさせられること。
3週間~1ヶ月程度は、美味しい状態をキープできます。
まとめ買いをする方には、冷蔵保存がおすすめです。
冷蔵保存のデメリットは、冷蔵庫内に専用スペースを用意しなければならない点や、匂い移りのリスクが挙げられます。
コーヒー豆専用の冷蔵庫を用意できればベストですが、現実には難しいもの。
コーヒー豆には周辺の匂いを吸収するという特徴があります。
密閉できる容器に入れ、できるだけ温度変化が少ないエリアに入れておくのがおすすめです。
コーヒー豆を冷凍で保存
【メリット】
- 冷蔵よりさらに長期の保存が可能
【デメリット】
- 冷凍庫のスペースが必要
- 味や香りが飛ぶことがある
コーヒー豆は、冷凍庫でも保存できます。
冷凍庫に入れておけば、1ヶ月以上の保存も可能に。
この保存期間の長さが、冷凍保存のメリットだと言えるでしょう。
特売の時期に大量購入しても、冷凍で保存しておけば安心です。
ただし、冷凍保存できる期間にも限度はあります。
大体3ヶ月を目安に飲み切るようにしてください。
冷凍保存のデメリットは、その他の保存方法と比較して、どうしても味や香りが飛んでしまいがちな点です。
抽出時には、普段以上に丁寧に抽出してみてください。
また、冷凍保存しておいたコーヒー豆は、凍った状態のまま使うのがおすすめです。
常温にしてから使おうとすると、解凍時に出た水分によって、コーヒー豆が劣化してしまいます。
冷凍庫から出した状態のまま、すぐに挽いて使いましょう。
場所別保存期間のまとめ
- 常温(15度前後、低湿度)→夏場は5日、冬場は10~15日程度
- 冷蔵→1か月程度
- 冷凍→3か月程度
コーヒー豆の保存する際の注意事項とは
コーヒー豆を美味しく保存するためには、保存場所だけではなく、保存容器にもこだわりたいものです。
購入してきた袋のまま保存するのが最も手軽ですが、劣化具合を考えると、あまりおすすめできません。
保存容器を選ぶ際には、以下の4つの項目をチェックしてみてください。
1.コーヒー豆が紫外線に触れないこと
コーヒー豆を劣化させる要因の一つが、紫外線です。
光に含まれる紫外線が、コーヒー豆を急速に劣化させてしまいます。
紫外線といえば日光を思い浮かべがちですが、実際には、蛍光灯の光にも含まれています。
つまり、室外・室内を問わず、コーヒー豆ができるだけ光に触れないようにしたほうが良いわけです。
アルミやステンレス製の容器なら、内部に光を通しません。
こうした素材で作られたコーヒーキャニスターでお気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか?
2.コーヒー豆が酸素に触れないこと
コーヒー豆は、酸素に触れると酸化して、味や香りが変化してしまいます。
つまり、コーヒー豆をできるだけ美味しく保管するためには、できる限り酸素に触れない状態をキープする必要があるのです。
お店で購入した際の袋は、いったん開封してしまうと、密閉が難しいもの。
買ってきたらすみやかに保存容器に移しましょう。
またコーヒーキャニスターや専用の保存容器を準備する際には、できるだけ小さめのものがベストです。
大きな容器に少量のコーヒー豆が入っている場合、空気に触れる面積が大きくなってしまいます。
それよりも、少し小さめの容器にたくさん入っていた方が、酸素に触れにくくなります。
3.コーヒー豆に水分が付かないこと
コーヒー豆は、水分も苦手です。
水やお湯に濡れないよう意識するのはもちろんですが、湿気にも十分注意してください。
コーヒー豆が湿気を吸い込み、劣化の原因になってしまいます。
普段、コーヒー豆を冷蔵庫で保管している場合、冷蔵庫から出した際に結露してしまうリスクもあります。
4.大容量ではないこと
大量にコーヒー豆を購入した場合、大容量の容器で収納したくなるものですが、コーヒー豆の状態を考えるなら、できるだけ小容量の容器を選ぶのがおすすめです。
大容量の容器で一括管理する場合、コーヒーを飲むたびに容器を開け閉めすることに。
そのたびに、内部のコーヒー豆は光や酸素に触れてしまいます。
それよりも、1週間~2週間分くらいで小分けし、それぞれに合った状態で保存するのがおすすめです。
小分けしておけば、「すぐに飲む分は常温、まだ飲めない分は冷凍」など、飲む時期に応じた対処が可能となります。
おすすめの保存容器は密閉できる遮光タイプのもの
以上4つの項目を総合して、おすすめの保存容器は密閉・遮光タイプのコーヒーキャニスターです。
遮光タイプを手に入れるのが難しい場合は、冷暗所に保管して、できるだけ光に触れさせない工夫をしましょう。
市販のコーヒーキャニスターには、コーヒー豆の保存に適した工夫が盛り込まれているものも多くあります。
また、保存容器内には乾燥剤を一緒に入れておくのがおすすめです。
乾燥材が容器内の余分な湿気を吸収してくれるため、コーヒー豆にとってより良い環境になります。
シリカゲルなど、一般的な乾燥剤を利用すればOKです。
コーヒー豆を正しく保存した時の賞味期限は?
コーヒー豆を正しく保存した場合の賞味期限は、未開封の状態で90日、開封した場合は30日程度です。
「意外と短い」と感じる方も多いのではないでしょうか。
一度開封してしまった場合でも、適切に冷凍保存できれば3ヶ月程度は美味しく飲めます。
ただし賞味期限を過ぎたからといって、すぐにコーヒー豆が使えなくなってしまうわけではありません。
また、賞味期限内であっても、購入から日が経てば経つほど、風味や香りは劣化していってしまいます。
賞味期限にかかわらず、正しい方法で保存し、できるだけ早く飲み切ることをおすすめします。
コーヒー豆を粉にしてから保存すると賞味期限が短くなる
先ほど紹介した賞味期限は、コーヒーを豆の状態で保存した場合の数字です。
コーヒー豆を挽いて粉にした場合、賞味期限はさらに短くなってしまうので注意しましょう。
粉の場合の賞味期限は、約7~10日程度です。
コーヒー豆を挽いて粉にすると、どうしても空気に触れる面積が大きくなってしまいます。
味や香りも飛びやすくなるため、豆の場合と比較して、劣化スピードもかなり速くなってしまうのです。
豆を購入する際に、お店で挽いてもらうこともあるかもしれませんが、保存を考えるなら、飲む直前に自分で挽くのがベスト。
粉の状態で購入する場合は、1週間以内に飲み切れる量にすると良いでしょう。
さらにコーヒー豆の保存にこだわるなら…
コーヒー豆の保存にさらにこだわるなら、購入時から気を遣うのがおすすめです。
ポイントは「いつ焙煎された豆なのか」。
どんな保存方法で保存する場合でも、焙煎が新しい豆を確認して選ぶようにしてください。
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コーヒー豆の保存方法のまとめ
すぐに飲み切れる量であれば常温保存が、1ヶ月以上保存したいのであれば冷凍保存を選択すると良いでしょう。
迷った時には密閉容器に入れた上で、冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。
ただしこの場合は、別の食品からの匂い移りに注意してください。
特にコーヒー豆が苦手とする、光・酸素・湿気・温度をうまく避けられるよう、保存状態にも気を配ってみてください。
コーヒー豆を正しく保存できるようになったら、美味しいコーヒーを楽しめる期間も長くなります。
ぜひライフスタイルに合わせた保存方法を取り入れてみてください。
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