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COFFEE
コーヒーフレッシュは体に悪い?カロリーや牛乳との違いも解説
コーヒーに欠かせないアクセントと言えば、コーヒーフレッシュです。
「ミルク」と呼ばれることもありますが、牛乳とはいったい何が違うのでしょうか。
今回はコーヒーフレッシュについて、成分やカロリー、「体に悪そう」というイメージの理由を解説していきます。
目次
コーヒーフレッシュとは?
喫茶店でコーヒーを注文すると、砂糖と一緒に小さなポーションを渡されることがあります。
それが、コーヒーフレッシュです。
コーヒーフレッシュは、地域によって呼び名が異なります。
・コーヒーミルク
・ポーションミルク
・コーヒークリーム
このような名称でも、親しまれています。
コーヒー用のミルクには、もともと生クリームや牛乳が使われていましたが、以下のようなデメリットがありました。
・日持ちしない
・提供するのが大変
・コストがかかる
これらを解消する目的で作られたのが、コーヒーミルクです。
各社がさまざまな商品を開発し、全国各地へと広がっていきました。
コーヒーミルクの呼び名が地域ごとに異なるのは、地域によって親しんできた商品名が異なるためです。
コーヒーフレッシュの誕生によって、コーヒー用ミルクをいつでも手軽に用意できるようになりました。
常温でも長期間保管できるようになり、「コーヒーにミルクを入れる」という行動も、より身近なものになっていったと考えられます。
コーヒーフレッシュの成分
では、コーヒーフレッシュには、どのような成分が含まれているのでしょうか。
見た目が白いクリーム状であることからも、「何かよくわからないが、乳製品だろう」と思っている方も多いはずです。
しかし実際には、コーヒーフレッシュの主成分は植物性油脂です。
具体的には、「植物油脂クリーミング食品」と言います。
植物性油脂とは、植物から抽出して作られた油のことです。
コーヒーフレッシュが作られるまでの過程は、以下のとおりです。
1.植物性油脂(サラダ油)に水を加える
2.乳化剤を使って白く濁らせる
3.増粘多糖類を使ってとろみをつける
4.乳製品らしい香りや色をつける
5.PH調整剤で加工する
普通であれば、油と水は混ざりませんが、乳化剤を使えば可能になります。
より乳製品の見た目や香りに近付けるため、増粘多糖類やカラメル色素で加工すれば、コーヒーフレッシュの出来上がりです。
PH調整剤は、酸化防止剤とも呼ばれ、賞味期限を延ばすためのものです。
小さなコーヒーフレッシュですが、その中にはさまざまな成分が含まれています。
ちなみに、メーカーによってコーヒーフレッシュの作り方はさまざまです。
全ての商品が植物油脂クリーミング食品というわけではなく、乳脂肪分を豊富に含んでいる高級品もあります。
こうした商品を選択すれば、乳製品ならではの風味をより深く楽しめるでしょう。
コーヒーフレッシュのカロリー
コーヒーフレッシュのカロリーは、13〜15kcal/個です。
コーヒーにフレッシュを入れる場合、この分のカロリーがプラスされることを覚えておきましょう。
ちなみに牛乳の場合、コーヒーフレッシュと同量で3~4kcalです。
「ミルクは入れたいが、カロリーが気になる…」という場合は、コーヒーフレッシュよりも牛乳を選ぶと良いでしょう。
ただし、牛乳を入れすぎればカロリーは増えてしまいますので、その点にだけは注意してください。
コーヒーフレッシュが体に悪いと言われる理由
コーヒーフレッシュに対して、「なんとなく体に悪そう…」というイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。
その理由は、以下の2つです。
トランス脂肪酸が含まれている
乳脂肪分ではなく、植物油脂から作られるのがコーヒーフレッシュです。
加工・製造の段階で、トランス脂肪酸が生成されてしまう可能性があります。
トランス脂肪酸は脂肪酸の一種ですが、以下のような疾患を誘発するリスクが指摘されています。
・動脈硬化
・心筋梗塞
・喘息
・アトピー
・悪玉コレステロールの上昇
日本では比較的自由ですが、海外においては、すでに使用が制限されている国もあります。
このような情報も、「身体に悪そう」というイメージの一因となっています。
とはいえ、コーヒーフレッシュに含まれるトランス脂肪酸はごく少量です。
実際に、体に害を与えるかどうかは、まだよくわかっていないというのが実情です。
乳化剤や添加物が含まれている
先ほども紹介したとおり、コーヒーフレッシュには、乳化剤や各種添加物が使われています。
これらの物質も、摂取し過ぎれば体に害を与える可能性があり、注意が必要だと言えるでしょう。
とはいえ、コーヒーフレッシュの場合、やはり摂取量はごく少量のみです。
大量に摂取し過ぎなければ、大きな問題にはならないでしょう。
コーヒーフレッシュの代用は?
コーヒーフレッシュを別のもので代用するなら、以下の2つを検討してみてください。
コーヒーフレッシュの代用①牛乳
コーヒーフレッシュの代用品として、もっとも身近なのは牛乳です。
牛乳はコーヒーフレッシュよりも低カロリーで、栄養も豊富です。
カルシウムやタンパク質を摂取できる点も、魅力的なポイントです。
コーヒーフレッシュの代用②豆乳
常温で用意できる代用品としておすすめなのが、豆乳です。
封を開ける前なら、常温で数カ月間保存できます。
いったん封を開けたら冷蔵庫で保存する必要がありますが、牛乳よりも保存しやすい点が魅力となります。
タンパク質やイソフラボンも摂取できます。
まとめ
今回は、コーヒーのお供・コーヒーフレッシュについて紹介しました。
成分やカロリー、代用品など、気になる点を頭に入れておきましょう。
「体に悪い」というイメージもありますが、摂取し過ぎなければ問題ないという捉え方もあります。
牛乳や豆乳なども上手に活用しながら、コーヒーと美味しく付き合っていきましょう。
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