水出しコーヒーとは?作り方や味の違いを詳しく解説
水でじっくり抽出した水出しコーヒーは、すっきりとした味わいなのに豊かな風味を持っています。
お店で飲んだ時に、その独特のテイストにとりこになってしまった方も多いかもしれません。
実は水出しコーヒーはお店だけではなく、自分でも作れます。
特徴やおすすめの味わいかたを知って、美味しい水出しコーヒーを楽しみましょう。
目次
水出しコーヒーとは
最近、カフェなどで「コールドブリュー」と名付けられたコーヒーを注文したことはありませんか?
あれこそが水出しコーヒーです。
水出しコーヒーとはその名の通り水で淹れたコーヒーのこと。
一体、どのような特徴があるのかを解説していきます。
水出しコーヒーの特徴や違い
まずは水出しコーヒーがどのような特徴を持っているのかをざっくり解説します。
ほかのコーヒーとの違いや抽出方法、味わい、基本的な飲みかたなどについてご紹介します。
水出しコーヒーは水で抽出する
コーヒーを淹れるのならお湯を使うのがセオリーです。
アイスコーヒーでも先にお湯でコーヒーを淹れ、氷で急冷する方法がほとんどでしょう。
しかし水出しコーヒーは最初から水でコーヒーを抽出します。
お湯での抽出よりも時間がかかりますが、じっくりと時間をかけて抽出されたコーヒーは、水出し独特の風味と味わいを持っています。
「コールドブリュー」「ダッチコーヒー」とも呼ばれるこの淹れかたは、より上質なコーヒーを楽しむ「サードウェイブ」という風潮から広がりました。
2015年頃に誕生したサードウェイブはコーヒー愛好家に受け入れられ、同時に水出しコーヒーも人気を集めるようになったのです。
水出しコーヒーはすっきりした味が特徴
水出しコーヒーは透明感のあるすっきりした味が大きな特徴です。
お湯で淹れたコーヒーよりもさらりとした味わいは、油分が関係しています。
お湯でコーヒーを淹れると豆の脂も一緒に抽出され、飲んだときに感じる豆の個性を大きく左右します。
いっぽう、水出しコーヒーではあまり脂が抽出されません。
そのためお湯で淹れたコーヒーよりもすっきりとした、くせが少ない味になっています。
水出しコーヒーはアイスで味わうのが基本
決まりというわけではありませんが、水出しコーヒーはアイスで味わうのがおすすめです。
温めるとコーヒーは酸化が進み、せっかく淹れた水出しコーヒーのすっきりとした味わいが失われやすくなってしまいます。
豆から脂が落ちていない分、水出しコーヒーは酸化の速度も遅めです。
アイスのままならゆっくり、じっくり楽しめるメリットがあります。
酸化が遅い特徴を活かし、麦茶のように気軽に作り置きしておくのにも向いています。
水出しコーヒーとアイスコーヒーの違い
一般的なアイスコーヒーはお湯で淹れたコーヒーを冷やしたもの。
水出しコーヒーは水で淹れた「最初から冷たいコーヒー」です。
とはいえ水出しコーヒーをアイスコーヒーと呼ぶこともありますし、水出しアイスコーヒーといった名称を使われる場合もあります。
水出しコーヒーはこんな人におすすめ
水出しコーヒーは幅広い層の人が楽しめるドリンクです。
とくにアイスコーヒーを好む人に向いています。
特に
「コーヒーは好きだけどクセが強い種類は苦手」
「すっきり飲める冷たいコーヒーが好き!」
という人は、水出しコーヒーをきっと気に入るはずです。
水出しコーヒーの美味しい作り方
水出しコーヒーは店舗だけではなく、自宅でも手軽に作れます。
酸化が遅く風味を保ったまま比較的長時間保存できるので、作り置きにもおすすめです。
なお、腐敗防止のため、保存は冷蔵庫でおこなってください。
水出しコーヒーはおもに3つの方法で作れます。
市販の水出しコーヒー用パック、ドリップコーヒー用のパック、専用ポットです。
水出しコーヒーに向いているのは深煎りのコーヒー豆です。
最近は水出しコーヒー専用の豆も売られていますが、色々な豆を試してみるのも素敵ですね。
市販の水出しコーヒー用パックを使う場合
もっとも手軽なのは、市販の水出しコーヒー用パックを使う方法です。
手軽でありながらも本格的な味が楽しめるとされています。
パックは水出しコーヒーに合う豆が最初から小分け袋になって入っています。
そのままピッチャーやボトルにポンと入れ、常温の水を注げば準備完了です。
常温で1時間、そのあと8時間を冷蔵庫でじっくり抽出してください。
美味しい水出しコーヒーの出来がありです。
ドリップコーヒー用フィルターを使う場合
普段からドリップコーヒーを淹れて飲んでいる人は、ドリップコーヒー用のフィルターがお手元にあるのではないでしょうか。
水出しコーヒーにもそのフィルターが使えます。
ピッチャーやボトルにコーヒー豆を入れ、常温の水を注ぎます。
豆の量は50グラムほど、水は400~500mlが作りやすいでしょう。
水を注いだあとに少しかき混ぜ、冷蔵庫で8時間ほどゆっくり抽出してください。
抽出が終わったら、ドリップコーヒーを淹れるときと同じ要領でドリッパーとフィルターに水出しコーヒーを通し、豆を除いたら出来上がりです。
水出しコーヒー用ポットを使う場合
水出しコーヒーの人気が高まるにしたがって、プロが使うような水出しコーヒー用のポットも手に入りやすくなりました。
ポットは種類が多く、形も価格もさまざまです。好みやお財布と相談して購入しましょう。
水出しコーヒー用のポットを使うときでも、豆の量は50グラムほど、水は400~500mlの割合がおすすめです。
ポットのサイズによって調整してください。
ストレーナーにコーヒー豆を入れ、ポットへセットをしたら水をゆっくり注ぎます。
注ぎ終えたら数回かき混ぜておきましょう。
そのあとは8時間ほど冷蔵庫で抽出させて出来上がりです。
コーヒー豆を入れるストレーナーにペーパー類をセットしなくて良いため、準備も後片付けも簡単です。
頻繁に水出しコーヒーを作りたいのであれば、専用のポットを使ってみるのもいいかもしれません。
水出しコーヒーを作るときのポイント
水出しコーヒーを美味しく作るなら、大切なポイントをふたつほど抑えておきましょう。
水や抽出時間は出来上がりを左右します。
美味しい軟水を使う
「水出し」と言うからには、やはり注目したいのが水のことです。
水出しコーヒーはお湯で淹れるコーヒーよりも水の影響を受けやすい性質です。
水出しコーヒーにおすすめなのは軟水です。
軟水はコーヒーに影響を与える成分が少なく、水出しコーヒーのポテンシャルを大きく引き出せます。
軟水ならミネラルウォーターやウォーターサーバーの水でも良いですし、水道水でも構いません。
日本の水道水は軟水です。
自分が一番美味しいと思える軟水を選びましょう。
抽出時間を守る
水出しコーヒーは抽出に時間がかかります。
じっくり出来上がりを待ちましょう。
早く飲みたい!と思っても、抽出時間をしっかり守ったほうが美味しくなります。
就寝前に抽出を開始して、朝水出しコーヒーを楽しむのも良いですね。
水出しコーヒーは抽出時間によって味わいや風味に変化が出ます。
何度か作るうちに自分の好みが把握できたら、抽出時間や水の量などを調整してみるのもおすすめです。
水出しコーヒーのアレンジもおすすめ
水出しコーヒーは爽やかで癖のない味わいが特徴。
それを生かしてアレンジコーヒーにするのもおすすめです。
特に水出しコーヒーと相性が良い柑橘系のフルーツを使った「フルーツ・コールドブリュー」は暑い季節にぴったりの味わい。
作り方は簡単で、スライスしたオレンジを水出しコーヒーに数時間漬け込むだけです。
ぜひ試してみてくださいね。
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チャコールコーヒーの飲み方|飲むタイミングやダイエットの際に注意することは?
水出しコーヒーのまとめ
コーヒーの歴史の中ではまだ新しい部類の水出しコーヒーですが、その美味しさはすでに多くのファンを獲得しています。
自分で淹れられるのも嬉しいポイントです。
専用の道具を用意しなくても、水出しコーヒーは手軽に淹れられます。
自分にとってベストな方法で美味しい水出しコーヒーを楽しみましょう。
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