コーヒーと紅茶は、どちらもカフェインを豊富に含む飲料です。
眠気覚ましや集中力アップといった効果が期待できる一方で、飲み過ぎによるカフェインの過剰摂取は避けたいですよね。
この記事ではコーヒーと紅茶、どちらの方が多くカフェインを含んでいるのか、詳しく解説します。
コーヒーと紅茶どちらも飲みたい！という方はぜひチェックしてみてください。

コーヒーと紅茶それぞれのカフェイン量

まずはコーヒーと紅茶、それぞれの含有カフェイン量をチェックしていきましょう。

コーヒーのカフェイン量

コーヒー100ミリリットルに含まれるカフェイン量は、約60ミリグラムです。
コーヒーカップ1杯分（150ミリリットル）なら90ミリグラム、マグカップ（200ミリリットル）なら120ミリグラムが目安となります。

コーヒーに含まれるカフェイン量は、入れ方によっても異なります。
もっとも多くのカフェインが含まれるのは、エスプレッソ。
100ミリグラム中、約210ミリグラムものカフェインが含まれると言われています。
ただしエスプレッソの場合、1回に飲む量は約30ミリリットルですから、カフェイン摂取量としてはそれほど多くはありません。

紅茶のカフェイン量

紅茶100ミリリットルに含まれるカフェイン量は、約30ミリグラムです。
ティーカップ1杯分（150ミリリットル）なら45ミリグラム、マグカップ（200ミリグラム）でも60ミリグラムが目安となります。

カフェインが多いのは紅茶よりコーヒー

上で紹介した数字からもわかるとおり、カフェインを多く含んでいるのは、紅茶よりもコーヒーです。
カフェイン含有量を意識して、両者を飲み分けるのも良いでしょう。

・朝すっきり目覚めたいときには、カフェイン豊富なコーヒーを選ぶ
・カフェイン効果は取り入れたいが、摂取量は抑えたいから紅茶を選ぶ

味の好みだけではなく、ぜひカフェイン含有量にも注目してみてください。

紅茶は寝る前に飲んでもOK？

カフェインの含有量に注目し、シーン別にコーヒーと紅茶を飲み分ける場合、気になるのが「就寝前」についてです。
「カフェイン量が少ない紅茶なら、寝る前に飲んでも大丈夫では？」と考える方もいるのではないでしょうか。

紅茶の香りには、人をリラックスさせる効果が期待できます。
気持ちを鎮め、不安感を抑えやすくなります。
一方で、コーヒーの半分程度とはいえ、カフェインによる影響は無視できません。
就寝間近に飲んだ場合、眠りが浅くなってしまう恐れがあります。

・就寝前4時間を目安に飲む
・ミルクを加えるなど、摂取量を減らす
・カフェインレスを選ぶ

これらの工夫を取り入れて、上手に楽しんでみてください。

コーヒーや紅茶は1日何杯まで？

コーヒーや紅茶の摂取量目安は、カフェイン含有量から判断するのがおすすめです。
一日あたりのカフェイン摂取量の上限は、健康な成人で400ミリグラムと言われています。
コーヒーならば1日に4～5杯、紅茶なら8杯程度までを目安にしてみてください。

コーヒーは1日何杯までOK？飲みすぎに注意！

コーヒーと紅茶以外の飲み物のカフェイン量

私たちの身近には、コーヒーや紅茶以外にも、カフェインを含む飲料が多くあります。
具体例とカフェイン量の目安は以下のとおりです。

• 緑茶　約20ミリグラム
• ウーロン茶　約20ミリグラム
• ほうじ茶　約20ミリグラム
• エナジードリンク　20～150ミリグラム

お茶類に含まれるカフェイン量は、100ミリリットル中20ミリグラム程度が多いようです。
ただし玉露だけは160ミリグラムと含有量カフェイン量が多いため、注意しましょう。

エナジードリンクには、大量のカフェインを含む製品も少なくありません。
集中力を高めたいときや眠気を覚ましたい場面で楽しむ方も多いですが、カフェインの過剰摂取にならないよう注意してください。
コーヒーや紅茶と一緒に楽しむ場合、摂取量の調整が必須です。

コーヒーとエナジードリンク眠気覚ましにいいのはどっち？

コーヒーと紅茶のカフェイン量のまとめ

コーヒーには、紅茶よりも多くのカフェインが含まれているため、カフェインの効果を高めたい場面では、紅茶よりもコーヒーを選んだ方が、効果が期待できます。
シーンに合わせて、選択してみてください。