コーヒーの味を表現する際に、「ボディ」という言葉を耳にしたことはありませんか？
フルボディやライトボディ…なんとなくわかっているつもりでも、その意味を具体的に説明するのは難しいものです。
そこで今回は、コーヒーのボディの意味や種類について、詳しく紹介します。
知っておけば、コーヒーをさらに楽しめるようになるはずです！

コーヒーの「ボディ」って何？

コーヒーの世界で使われる「ボディ」という言葉は、コーヒーの密度を示すものです。
コーヒーの品評会など、それぞれの味の特徴を表現する際に使われるケースが多く、コクの違いを表しています。

重量感があり、口に含んだ際にしっかりとした質感を楽しめるコーヒーと、すっきりあっさり楽しめるコーヒーとでは、印象はかなり異なるもの。
近年、コーヒーの味の評価が細分化してきたことによって、ボディの違いにも注目が集まるようになってきています。

コーヒーのボディ①フルボディ

3つに分けられるボディの種類の中で、もっとも強いコクとパンチのある重量感を楽しめるのが、フルボディです。
濃厚で深く、余韻のある味わいを楽しめます。
コーヒーの味や香り、質感をしっかりと味わいたい方におすすめのボディ感です。

コーヒーのボディ②ミディアムボディ

3つのボディの、ちょうど中間にあたるのがミディアムボディです。
コーヒーらしいコクや重量感を適度に楽しめる一方で、スッキリさやマイルド感など、飲みやすさにもこだわっています。
コーヒーらしさを存分に楽しめる一方で、バランスの良さにもこだわっているため、どんなシーンにも合いやすいという特徴があります。

コーヒーのボディ③ライトボディ

あっさりと軽いテイストのコーヒーを、ライトボディと表現します。
苦みやコクよりも、酸味やスッキリ感が強く出ているコーヒーで、軽いテイストが飲みやすいと感じる方も多いはず。
スッキリしたいときや、リフレッシュしたいときにぴったりのボディ感です。

ワインで使われる表現「ボディ」との違い

「ボディ」という表現が使われる飲み物と言えば、ワインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか？
飲み物の重さやコク、質感を表現するための「ボディ」は、もともとワイン用語の一つです。
タンニンが豊富で、重量感やコクをしっかりと楽しめるワインをフルボディと言います。

ボディという言葉をコーヒーに対して使う際も、ワインの場合とそれほど大きな違いはありません。
コーヒーの場合、コクや濃厚さにかかわる油分の量に対して、ボディという表現が使われています。

コーヒーのボディの調整の仕方

コーヒーのボディ感は、以下のような点で調整できます。

• コーヒー豆の種類
• コーヒー豆の量
• コーヒー豆の挽き具合

コーヒー豆にはさまざまな種類があり、ボディ感が強いものもあれば弱いものもあります。
購入時には、ぜひこだわって選んでみてください。
「購入してみたものの、あまり好みではなかった…」という場合には、豆の使用量と挽き具合で調整可能です。

コーヒー豆の量が少なくすればライトボディに近付きます。
また挽きを細かめに設定すれば、フルボディに近付いていきます。
ぜひ好みのボディ感を探してみてください。

酸味や苦みとボディで総合的な味わいが決まる

コーヒーの味わいは、ボディだけで決まるものではありません。
酸味や苦みとのバランスによって、総合的な味や雰囲気が変わってくるでしょう。

普段コーヒーを選ぶ際に、酸味や苦みに注目する方は多いはずです。
ぜひここに、ボディという要素もプラスしてみてください。
酸味や苦みだけでは表現できない奥行きや質感までを表現した上で、好みのコーヒーを探せるはずです。

コーヒーの酸味って何？銘柄による違いや抑える方法も

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体重や体型が気になるという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

チャコールコーヒーの飲み方｜飲むタイミングやダイエットの際に注意することは？

コーヒーのボディまとめ

ひと言で説明するのが難しいコーヒーのボディは、質感や奥行き、コクを表すための表現の一つです。
自分がどのボディを好むのかを知っておけば、理想のコーヒーに巡り合いやすくなるはずです。
近年、ワインと同様に、コーヒーのより深い味わいに注目する方が増えてきていますが、ボディにも注目してみることで、味への理解もより一層深まることは間違いありません。