毎日なにげなく飲んでいるコーヒーに、注目されている健康効果があるのはご存知ですか？
実はコーヒーに含まれている「クロロゲン酸」は美容や健康にうれしい効果が期待できるんです。
この記事ではクロロゲン酸とはどんな成分なのか、どんな効果が期待できるのかなどを解説。
コーヒー好きの人はぜひチェックしてみてくださいね。

コーヒーのクロロゲン酸とは

コーヒーに含まれる成分と言えば、カフェインを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか？
しかしコーヒーに含まれているのは、カフェインだけではありません。
クロロゲン酸という成分も、コーヒーにたっぷり含まれているものの一つ。
このクロロゲン酸とは一体どんな成分なのでしょうか？

クロロゲン酸はコーヒーのポリフェノール

クロロゲン酸は、コーヒーやじゃがいもに豊富に含まれる成分で、ポリフェノールの一種です。
コーヒーに含まれるクロロゲン酸は特に豊富で、コーヒー1杯当たりの1割程度がクロロゲン酸であると言われています。
ポリフェノールといえば抗酸化作用が知られていますが、クロロゲン酸にももちろん同じ抗酸化作用が期待されています。

クロロゲン酸はコーヒーの色や苦みのもと

コーヒーと言えば、褐色の色合いや独特の苦みが特徴的な飲み物です。
実は、このコーヒーならではの色や味も、クロロゲン酸がもとになってできているものなのです。

クロロゲン酸の歴史

クロロゲン酸が初めて発見されたのは、コーヒー豆からの抽出によってです。
それまでクロロゲン酸はコーヒーの「雑味」の原因になるものと考えられていましたが、研究によってさまざまな健康効果があることがわかりました。

それほどクロロゲン酸はコーヒーと関わりの深いものなのですね。

コーヒーのクロロゲン酸にはダイエットに嬉しい効果が

コーヒーに含まれるクロロゲン酸が注目される理由の一つが、ダイエット効果や美容効果を期待できるという点です。
具体的にどのような効果が期待できるのか、詳しくチェックしていきましょう。

クロロゲン酸の効果①燃焼サポート

クロロゲン酸には、体内に摂取された糖質の吸収を、緩やかにする効果があると言われています。
甘いスイーツを食べるとき、一緒にコーヒーを飲むのは実はとても理にかなった行動だったというわけです。
またクロロゲン酸には運動時の燃焼をサポートしてくれる効果もあると言われているんです。
ジムなどでトレーニングするときの前後はもちろん、通勤や買い物など日常的な運動の前にもコーヒーを取り入れることで、より効率的にダイエットすることができるようになりますよ。

また、ダイエット効果をより狙うなら同じく燃焼をサポートしてくれるMCTオイルが入ったコーヒーを取り入れるのがおすすめです。

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クロロゲン酸の効果②アンチエイジング

ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸は、アンチエイジング効果が期待できる成分としても知られています。
そもそもポリフェノールとは、体内で発生する活性酸素から、細胞を守る効果が期待できる物質です。
赤ワインやチョコレートに多く含まれることで話題になりましたが、ワインは沢山飲めば酔ってしまう上カロリーも高いし、チョコレートも沢山食べれば太ってしまいます。
その点コーヒーはローカロリーなので気にせずポリフェノールを摂取できるのがメリットです。

シミやシワ、体内のさまざまな不調は、活性酸素による老化の影響で生じるケースも多いもの。
毎日飲むコーヒーでからだの中からアンチエイジングすることができるなら、嬉しいですよね。

クロロゲン酸の効果③血糖値の抑制

クロロゲン酸には、血糖値の急激な上昇を抑える効果も期待できるとされています。
血糖値の急激な上昇は糖尿病などにもつながるため、それがコーヒーで少しでも抑えられるなら嬉しいですよね。

ただし、コーヒーに砂糖を入れて飲んだ場合、血糖値が上昇してしまう可能性もあります。
健康効果を期待するなら、ブラックで楽しむのがおすすめです。

クロロゲン酸が豊富に含まれるのは浅煎りコーヒー

クロロゲン酸の摂取を目的にコーヒーを飲むなら、焙煎度は「浅煎り」がおすすめです。
実はコーヒー豆に含まれるクロロゲン酸は、焙煎前の生豆にもっとも多く含まれています。
そこから焙煎が進めば進むほど、含有量は少なくなってしまうのです。

浅煎りコーヒーの場合、コーヒーならではの苦みやコクよりも、酸味やフルーティーさの方が強く感じられます。
強い酸味が苦手な場合はフレッシュでフルーティーな味わいが楽しめるコーヒー豆を選択すると、浅煎りでも飲みやすくなります。
エチオピアコーヒーはフルーティーで飲みやすく浅煎りに向いている豆の一つです。

コーヒー以外にクロロゲン酸を摂取するための方法

メリットが沢山のクロロゲン酸ですが、コーヒー以外にも含まれているのでしょうか？
多く含まれているのはコーヒーですが、実はリンゴやナシ、ブルーベリーなどの果実類、トマトや白菜、じゃがいもなどの野菜類にも含まれています。

しかしその量はコーヒーと比べて少ないうえ、沢山食べるのも大変なのでやはり効率としてコーヒーに匹敵する食べ物はないようです。

またクロロゲン酸のサプリメントも販売されています。

クロロゲン酸はインスタントコーヒーにも含まれる？

コーヒーをより手軽に楽しみたいと思う方に人気なのが、インスタントコーヒーです。
「インスタントコーヒーにもクロロゲン酸は含まれているのか？」という点も気になるところですが、商品によって異なるのが実情です。

クロロゲン酸摂取を目的にインスタントコーヒーを飲む場合、クロロゲン酸が含まれていることを明記している商品を選択すれば間違いありません。

なかなか見つからないときには、ダイエット向きに作られたコーヒーから探してみると良いかもしれません。

コーヒーのクロロゲン酸まとめ

コーヒーに含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの一種で美容や健康、ダイエットにうれしい効果があると言われています。
日常的に飲むものだから、さまざまな効果が期待できるなら嬉しいもの。
とはいえ飲むたびにたっぷりの砂糖を入れていては、その効果も台無しになってしまうかもしれません。
美味しくヘルシーな飲み方で、コーヒーを日々のヘルスケアに取り入れてくださいね。