コーヒーを手軽に楽しみたいという場合に人気なのが、インスタントコーヒーです。
誰でも手軽にコーヒーを楽しめるというメリットを持つ一方で、「本格的なコーヒーと比較すると味や香りが残念」と感じる方もいるのではないでしょうか。
実はインスタントコーヒーは、入れ方を変えるだけでさらに美味しく楽しめます。
この記事では美味しいC COFFEEと、一般的なインスタントコーヒーを入れるための基本的な方法から、さらに美味しく楽しむためのコツまでご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

インスタントコーヒーとは

インスタントコーヒーには、「いつでも手軽にコーヒーを楽しめる」という特徴があります。
普通にコーヒーを入れようと思えば、豆を挽いてコーヒー粉を作る、お湯を注いで粉を蒸らしコーヒーを抽出するといった手順が必要です。
コーヒーを入れた後にはコーヒーかすが残るため、そちらの処理も必要になります。

一方で、インスタントコーヒーには、そのような手順はありません。
インスタントコーヒーの粉や粒をカップに入れてお湯を注げば、すべてが溶けてあっという間にコーヒーが出来上がります。

これはインスタントコーヒーが、いったん抽出したコーヒーから水分を抜いて、作られているためです。
取り除かれた水分を補給すれば、元通りのコーヒーに戻るという仕組みになっています。

C COFFEE / インスタントコーヒーの基本的な入れ方

「お湯を入れるだけ」というイメージも強いインスタントコーヒーですが、入れ方によって味や香りが違ってきます。
より美味しく楽しむため、まずは基本的な入れ方について確認してみてください。

インスタントコーヒーをホットで楽しむ

ホットで楽しむ場合、基本の入れ方は以下のとおりです。

1. C COFFEEなら3~5g(約小さじ1杯)、一般的なインスタントコーヒーなら約2g(約小さじ0.5杯)計量してカップに入れる
2. 約90度に熱した適量のお湯を、100~150ml注ぐ
3. 溶け切るまでしっかりと混ぜる

ホットのインスタントコーヒーを美味しく入れるためのコツは、大きく2つ。
使用するコーヒーの量とお湯の温度です。

140ミリリットル程度の一般的なコーヒーカップなら、C COFFEEの場合は約5g、一般的なインスタントコーヒーの場合は約2グラムを使用してください。
少なすぎるとコーヒーらしいふくよかな旨味や芳醇な香りが損なわれてしまいます。
使用量が多すぎた場合、溶け残りが生じたり、雑味が気になったりするかもしれません。

また、インスタントであってもコーヒーはコーヒー。
入れる際の温度調整はしっかりと行ってください。
コーヒーを入れるのに適したお湯の温度は、約90度です。
沸騰したお湯をそのまま置いて、1分半～2分程度待つと、程よい温度に仕上がります。

ちなみに、インスタントコーヒーを入れる際の水の種類は、水道水もしくは軟水がおすすめです。
ミネラル豊富な硬水を使うと、せっかくのコーヒーの味わいが変わってしまうため注意してください。

インスタントコーヒーをアイスで楽しむ

続いては、インスタントコーヒーをアイスで楽しむ場合の入れ方の基本を紹介します。

1. 耐熱性のグラスを用意して、3~5g(約小さじ1杯)計量してカップに入れる
2. 90度のお湯を、90ミリリットル注ぐ
3. インスタントコーヒーが溶け切るよう、しっかりと混ぜる
4. 氷を加えて完成

インスタントコーヒーは、アイスでも楽しめます。
この場合、最初のお湯は少なめに注ぎましょう。
最後に氷を加えるため、最初にお湯を注ぎ過ぎると、薄くなってしまいます。

アイスコーヒーの場合も、水道水や軟水を使用するのがおすすめです。
インスタントコーヒーの量は、好みに合わせて調整してみてください。

インスタントコーヒーがさらに美味しくなる方法

基本の入れ方をマスターしたところで、「多少の手間がかかっても、より美味しいコーヒーを飲みたい！」と感じる方もいるのではないでしょうか。
インスタントコーヒーをさらに美味しく楽しむためには、「インスタントコーヒーを少量の水で溶かす」というステップを加えるのがおすすめです。

1. カップに適量のインスタントコーヒーを入れる
2. ティースプーン1杯分の水をカップに加える
3. インスタントコーヒーがダマにならないよう、しっかりと混ぜる
4. 適量にお湯を加えて薄める

最初にコーヒーを溶かす際には、お湯ではなく水を使用してください。
インスタントコーヒー表面のでんぷんを固めず、粉っぽさを感じさせないと言われています。

インスタントコーヒーの保存方法

インスタントコーヒーをより美味しく入れるためには、保存方法に気を配ることも大切です。
製造段階で水分を取り除いているインスタントコーヒーは、湿気に弱いという特徴があります。
開封後はしっかりと密閉し、コーヒーが空気に触れないよう注意しましょう。
また開封後は、できるだけ早めに飲み切ることも大切です。

瓶タイプのインスタントコーヒーには紙製の内蓋が付いていますが、開封時にはできるだけ丁寧に取り除きましょう。
瓶と蓋がしっかり密閉するため、インスタントコーヒーの味や香りを守りやすくなります。

インスタントコーヒーの活用方法

開封したインスタントコーヒーを飲み切れず、鮮度が落ちてしまった場合、料理に使うのがおすすめです。
3つの活用方法を紹介します。

コーヒーゼリーなどお菓子作りに

インスタントコーヒーは、コーヒー風味のお菓子作りにぴったりの素材です。
インスタントコーヒーを入れ、砂糖とゼラチンを加えて固めるだけなので、非常に手軽。
生クリームやミルクをトッピングすれば、子どもも喜ぶおやつになります。

カレーなどの料理の隠し味に

コーヒーの風味やコクは、料理を引き立たせるための隠し味にもおすすめです。
カレーはもちろん、ビーフシチューやデミグラスソースにも活用してみてください。
使い方は簡単で、ティースプーン1杯を140ミリリットルのお湯で溶いたものを加えるだけでOKです。
甘さは控えめに、コクだけをプラスしてくれます。

アイスにそのままトッピング

より手軽にアレンジするなら、アイスクリームにトッピングするのがおすすめです。
バニラアイスにコーヒーの風味をプラスすると、一気に大人の味わいに仕上がります。
まるでアフォガードのような、贅沢な味わいを楽しめるでしょう。
適量をトッピングするだけなので、非常に手軽です。

ダイエット中ならチャコールコーヒーがおすすめ

ダイエット中にインスタントコーヒーを飲むなら、余分なものを吸着する「炭」が入ったチャコールコーヒーもおすすめです。
すっきり香ばしい風味なので食後に飲むのにもぴったり。
普通のインスタントコーヒーと同じように楽しめますよ。

インスタントコーヒーの入れ方のまとめ

いつでもどこでも、手軽にコーヒーを楽しめるのがインスタントコーヒーの魅力です。
入れ方の基本やコツを意識するだけで、より美味しく楽しめます。

近年では、さまざまな味や香りのインスタント商品が登場しています。
好みの味わいを、積極的に探してみるのもおすすめです。