今日、どれくらいの時間を座って過ごしていましたか？
実は座り続ける生活には、リスクがあることをご存知でしょうか。

とはいえ歩けばそれで良いかというと、実はそれも間違い。
今回は意外と知らない“歩き方の間違いと正解”をご紹介します。

日本人は座りすぎ⁉座り続ける生活のリスクとは…

一日の中で、どれくらいの時間を座って過ごしているか考えたことはありますか？
朝起きて座ってコーヒーを飲み、電車やバスに座って通勤し、デスクワークの方であれば座って仕事。
気分転換に立ち寄ったカフェでも座り、帰宅後ももちろん座って食事やリラックスタイム…。

相当長い時間、座って過ごしていることに気づくはずです。実は日本人は世界の中でもトップクラスに“座っている時間が長い国”で、75％の人が一日10時間以上座って過ごしているという調査結果が出ているのです。

そして座りすぎの生活には、さまざまなリスクがあると言われています。
運動の習慣があるかどうかに関係なく、座っている時間が長い人はそうでない人に比べて寿命が短いというデータや、2型糖尿病になるリスクが高いというデータが出ています。

とにかく歩けば健康的！の間違いとは

座りすぎが良くないなら歩けばいいのかというと、そうでもありません。
「間違った歩き方」のままでは、歩けば歩くほど悪い効果が出てしまうこともあるのです。

例えば、こんな歩き方。

• 足裏全体を使わずに歩いている
• 反り腰で歩いている
• 首が前に出た状態で歩いている
• 足首を使わずに歩いている

 

こういった歩き方のクセは、自分ではなかなか気づくのが難しいかもしれません。
しかし、靴底を見た時に減り方が均一ではない場合や、沢山歩いた後に腰痛や関節通、肩こりなどを感じることがある場合は間違った歩き方をしている可能性大です。

間違った歩き方で歩き続けていると、全身がゆがんでしまったり、下半身太りしてしまったり、足に負担がかかって慢性的な痛みを感じるようになったり…良いことは何もありません。

健康になるために歩いているのに、これでは全く意味がないですよね。

正しい歩き方とウォーキングのメリット

では、正しい歩き方とは一体どのようなものなのでしょうか？まず背すじを伸ばして、上から引っ張られているようなイメージで胸を張った状態が正しい姿勢です。そして顎を引き、少し前を見ながら歩くようにします。

この姿勢が自然にできるようになったら、腕の振り方や足の運び方も意識するようにします。
歩幅は少し大きめに、足の動きに合わせて腕を振り、かかとから着地し親指に力を入れて地面から足を離すことを繰り返しましょう。

こういった正しい歩き方は、なかなかすぐに出来るようにはならないかもしれません。
そんな時は、特に意識をしなくても正しい歩き姿勢を作ってくれるインソールを活用するのがおすすめです。

正しい歩き方で行えば、ウォーキングのメリットはとても沢山あります。
体力や筋力がつくのはもちろん、有酸素運動なので体重や体脂肪を減らす効果も期待できます。

またウォーキングには幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌を促す効果もあるとされていて、リフレッシュにも最適です。

さらに、睡眠の質が向上したり自律神経が整ったりという嬉しい効果まであるのです。
涼しく心地よい秋はウォーキングにぴったりな季節、明日から早速「正しい歩き方」でウォーキングを始めてみてはいかがでしょう？

毎日続けることで、少しずつカラダが整っていくことを感じられるはずです。