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No.1バリスタ に聞く、 おうちコーヒーを楽しむための豆知識

“コーヒーのプロフェッショナル”である、バリスタの松本卓巳さんに、
より美味しく快適にコーヒーを楽しむためのアドバイスを伺いました。

昨今の情勢により、自宅でコーヒーを飲む時間が以前より増えたという方も多いと思います。
そこで、自宅でできる具体的なメソッドをたっぷりご紹介します!

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【お話を聞いた人】松本卓巳 さん

JBA日本バリスタ協会バリスタグランプリ受賞のバリスタ

2013年よりフリーランスのバリスタ 「Alba」 として活動。
2018年JBA-日本バリスタ協会主催のバリスタグランプリで優勝。
東京スイーツ&カフェ専門学校、国際製菓専門学校でドリンク・バリスタ講師を務める。
イタリアのMARCAFE社の日本で唯一の公認バリスタに就任。
日本バリスタ協会(JBA)認定バリスタ 、イタリア国際カフェテイスティング協会(IIAC)認定エスプレッソ。

 


  1. コーヒーが美味しく飲める期間としての保存目安は?
  2. 自宅でのコーヒーのおすすめ保存方法は?
  3. 香りや風味を損ねにくくするための良い方法や注意点
  4. 美味しく飲むための淹れ方は?
  5. 松本さんおすすめの淹れ方目安
  6. 美味しく飲むためにこだわりたいカップの選び方は?
  7. 「おうちでカフェ気分」を手軽に楽しむには?

1.コーヒーが美味しく飲める期間としての保存目安は?

「豆の場合で1週間、挽いた粉の場合で2~3日が保存期間としては美味しく飲める目安と思っていただいた方が良いと言えます。

季節にも変わってきますが、多くの方が購入されて袋の状態で保存されると思うので、常温の場合、ベストは開封2~3日で飲みきることをおすすめします。本来は美味しく飲むという観点で言うと、豆を挽いた当日に飲むことが一番です。」
(松本さん)

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2.自宅でのコーヒーのおすすめ保存方法は?

①保存容器について
「多くの方がビンタイプの保存容器に入れてしまうと思いますが、実はビンや缶よりはジップロックのような密閉タイプがおすすめです。
コーヒーの風味が落ちる一番の原因は空気に触れることなので、飲むたびに減っていくと空気が入る状態になってしまうため、
常にできる限り密閉状態にしてあげることがコーヒーにとっては美味しく飲める望ましい状態です。

②保存方法
「どうしても数日で飲みきれない場合は、冷蔵保存しておくことをおすすめします。
冷蔵保存をおすすめする理由は、冷蔵すると空気に触れなくなるのと、光や熱にも当たらなくなるからです。光や熱に当たらないことで酸化を遅くすることができます。風味が劣ってしまうので、酸化しないようにするということが大切です。劣化しないように魚や肉は常温保存しないのと一緒で、コーヒーも生もの扱いしてあげるといいでしょう。そのため、長期間保存になりそうな場合は、冷凍しておくことをおすすめします。

細かく挽けば挽くほど空気に触れやすくなってしまうため、特に挽いてしまった豆はすぐに飲むようにしましょう。
できれば豆の状態で購入し保存しておいて、飲む分を飲むときに挽く方がおすすめです。」
(松本さん)

3.香りや風味を損ねにくくするための良い方法や注意点

①冷蔵/冷凍保存した場合、必ず常温に戻してからでないと淹れられない!
冷蔵や冷凍から出した直後は水気が出てしまい風味の損なわれた状態のため、コーヒーを淹れる前はしっかり常温に戻しておくのがおすすめ
例えば次の日の朝に飲みたい場合、寝る前に冷蔵庫から出しておくのがベスト。

②豆や粉を入手したらとにかく早めに飲むことが、一番コーヒーを美味しく楽しむコツ!
長くても1週間で飲みきった方が良いため、あまり一度に買わず、多くても1週間分くらいの量に購入はとどめておきましょう。

4.美味しく飲むための淹れ方は?

「ご自宅だと、ギアにまでこだわれないという方も多いと思います。
ペーパーフィルターとやかんしか持っていなくても、粉やお湯の量、温度、蒸らし方、注ぎ方を覚えれば、お家でもお店のような美味しいコーヒーが味わえます。
豆(粉)の量は必ずきちんと測りましょう。それだけで味がだいぶ変わります。

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お湯の温度でも味が変わると言われています。
熱いお湯だと苦くなると覚えておくと良いと思います。また、蒸らしは絶対必要ですので必須で行いましょう。

また、アイスで飲む場合、ホットで飲むときの最低でも1.5~2倍ほどの粉を入れないとかなり味が薄くなるので注意しましょう。
好みがあるので味に正解はありません。色々と試してご自分の好みの淹れ方を探してみましょう。
それもコーヒーの楽しみ方です。」
(松本さん)

5.松本さんおすすめの淹れ方目安

①粉に対してMAXで倍量のお湯にする。
 例……1杯10gのコーヒーを淹れたい場合は20gのお湯で蒸らす

②蒸らしが終わったら、1回目、2回目と円を描いてお湯を淹れていく。
ここでのお湯投入の2回目までで味が決まると言われるので、2回目までに淹れたお湯で濃度を調整するイメージ。
*何度もやることで、自分のベストが掴めるので、何をすると変わるのかというのを見つけてみましょう

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6.美味しく飲むためにこだわりたいカップの選び方は?

「コーヒーカップと言われる類は、大抵飲み口が狭まっていると思います。
飲み口が狭いカップの方が、香りが楽しめます。しかし、一度に多量を淹れてたくさん飲みたいという方は、マグカップも良いでしょう。
マグカップはコーヒーカップより倍量ほど入るので、量を飲めるだけでなく、陶器の厚みがあるため保温性がコーヒーカップより高いので、コーヒーカップより冷めるのが遅いのは利点です。

出先に持っていきたい場合、タンブラーもいいとは思います。
しかし、金属製の場合、保温性の高さはありますが、コーヒーの香りを楽しむという点からすると人によっては金属臭が気になるかもしれません。
逆にアイスの場合は、金属タイプはおすすめです。
特に銅製は冷えが早いので、暑い日などは銅マグで一気に美味しく飲めるでしょう。
好みですが、飲み口や口当たりにも関わるので、口を付けて直接飲む場合は、陶器やガラス製の方が美味しさをより感じられるとされています。」
(松本さん)

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7.「おうちでカフェ気分」を手軽に楽しむには?

①フレーバーシロップを使う
「コーヒー用のフレーバーシロップは、さほど種類がないと言われているので、スーパーで手軽に買えるようなブランドを同じようにカフェでも使っていたりします。また、はちみつだと溶けにくいですが、シロップはホット/アイスどちらでも使いやすいのも特長です。
何より、フレーバーの種類が豊富なので、お気に入りアレンジを探す楽しみにもなるでしょう。」(松本さん)

②(アイスコーヒーの場合)氷にこだわる
「アイスコーヒーを飲む場合は、氷にこだわると良いでしょう。自宅の冷蔵庫内製氷機で作られた氷より、スーパーやコンビニエンスストアで買える氷の方が断然良いとされています。家庭用冷凍庫の氷はゆっくり凍らせるため溶けるのも早いとされ、売られている氷だと急速に冷やし作られた硬さであり、冷えも見た目も長持ちします。
すごく冷えている、溶けにくい氷で飲むことで、美味しい風味も長めに楽しめます。また、硬い氷はドリンクが美味しそうに見えるとも言われています。味の記憶よりも見た記憶は大きいため、美味しそうにできていることは大事です。」(松本さん)


そんなにこだわらなくても、少しのことでもっと美味しく「おうちコーヒー」が楽しめます。ゆっくりと自宅で過ごす時間に、ぜひ美味しいコーヒーを味わってみてください。

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