お酒を飲んだ次の日には、二日酔いで悩まされることもあるかもしれません。
辛い症状をなんとかしたい…と思った時には、コーヒーを取り入れてみるのもおすすめです。
二日酔いにコーヒーが効果的だと言われる理由や、気になる飲み方について解説します。

二日酔いになるメカニズム

二日酔いは、お酒の分解によって作られた「アセトアルデヒド」という成分によって引き起こされます。
肝臓で分解されず残った場合に、頭痛や吐き気、胸やけといった不快感をもたらすのです。

二日酔いを治すためには、体内のアセトアルデヒドが分解されるのを待つしかありません。
ベッドでゆっくり休めるなら、無理をする必要はありません。
一方で、「予定があるためできるだけ早くなんとかしたい」と思う方も多いはずです。
こんな時には、二日酔いの原因物質を、できるだけ早く排出できるよう意識してみてください。

コーヒーが二日酔いに効く理由

二日酔いで悩まされている時には、ぜひコーヒーを取り入れてみてください。
お酒を飲み過ぎたあとは、体内が水分不足に陥っている場合も。
コーヒーで水分摂取すれば、それだけで気分が良くなる可能性もあります。
それ以外にも、以下のような理由で二日酔いの効果的です。

コーヒーのカフェインで頭痛が治る可能性がある

二日酔いで頭痛が起きるのは、アセトアルデヒドが血管を拡張させるためです。
コーヒーに含まれるカフェインは血管を収縮させるため、頭痛を抑える効果が期待できるとされています。
頭痛薬の成分にも、カフェインは配合されていることが多いですよね。
二日酔いの主な症状が「頭痛」という場合には、ぜひ取り入れてみてください。

コーヒーの利尿作用も二日酔いの回復を促す

カフェインの作用として、もう一つ注目したいのが利尿作用です。
「コーヒーを飲むとトイレに行きたくなる」と感じる方も多いのではないでしょうか。
カフェイン効果でトイレが近くなれば、二日酔いの原因となっている体内のアセトアルデヒドを素早く排出できるはずです。

二日酔いの時の効果的なコーヒーの飲み方

二日酔いを改善する目的でコーヒーを飲むなら、飲み方にも工夫しましょう。
以下の4つのポイントに注目してみてください。

ブラックコーヒーは刺激が強いことも

二日酔いの時には、胃腸が弱っている可能性も。
ブラックコーヒーを一気に流し込むと、腹痛の原因になってしまう恐れがあります。
「どうしてもブラックが好き」という場合には、様子を見ながら少しずつ飲みましょう。
何かを胃に入れてから、コーヒーを飲むのもおすすめです。

砂糖を入れると肝臓での分解が促進される

アルコールを分解するのは肝臓です。
肝臓の機能を高めるため、ぜひコーヒーに砂糖をプラスしてみてください。
カフェイン効果で不快な症状を和らげつつ、肝機能の向上でアセトアルデヒドの分解を促進できます。

ミルク入りで胃に優しく

コーヒーにたっぷりのミルクを加えると、胃への刺激を抑えられます。
胃が弱った状態でも、安心して楽しめます。

ただしミルクの分量を増やせば増やすほど、コーヒーの摂取量は少なくなります。
カフェイン摂取量が減れば、二日酔いを改善する効果が薄くなってしまう可能性も。
自身の体調をうかがいながら、ベストなバランスを探ってみてください。

コーヒーだけでなく十分な水分補給を

二日酔いの朝には、身体が脱水症状になっている可能性も。
カフェインの利尿作用でトイレが近くなれば、体内への水分補給が滞ってしまう恐れがあります。
二日酔い改善目的でコーヒーを摂取するなら、コーヒー以外の水分で、十分な水分補給を心掛けてください。

喉の渇きを潤す目的でどんどんコーヒーを飲んでいると、カフェインの過剰摂取になってしまうリスクがあります。
そのほかの飲み物と、組み合わせて飲んでみてください。

二日酔いとコーヒーのまとめ

二日酔いにコーヒーが良いと言われる理由は、カフェインにあるようです。
二日酔いのメカニズムにも注目し、コーヒーパワーで早期改善を目指しましょう。
ミルクと砂糖を入れて楽しむことで、より高い効果が期待できそうです。